日本エリートはズレている

著者 道上 尚史

東京しか見ない”グローバルエリート”へ、現役外交官が警鐘を鳴らす!
外国に対し、「日本のマネばかり」「石油が出るだけのラッキーな国」と上から目線を続ける日本の”グローバルエリート”。
中国、韓国、そしてドバイでさまざまな外国人と交流を持つ現役外交官が本気で警鐘を鳴らす。
[定価]
本体価格800円+税
[発売日]
2017年01月10日
[判型]
新書判
[ISBN]
978-4-04-0821016-C0236
はじめに 日本、一歩前に

第1章 日本が知らない世界
スンニ派とシーア派が机を並べて/アラビア語が通じないタクシー/国際社会の注目は東アジアより中東?/ランチの話題はWagyuとシャンパン/アラブの気配りと連係プレー/冷静な中国エリート/日本の子はいいな、僕らの半分しか勉強しない/東大生も北京大生に負ける?

第2章 「優秀な日本はどこへ?」――知日派の指摘
日本人は「歩くコーラン」/日本もスポイルされている/日本はあこがれのファイターだったが……/日本は人を呼ばなくなった/日本に住むと子供の勉強が遅れる?/韓国企業のお手本は松下幸之助

第3章 どの国も必死に国づくり
「ひ孫はまたラクダに乗っているかもしれない」/「中国が好かれていない」現実を直視/ごう慢を戒める韓国財閥トップたち/金融危機を経て体質強化/韓国版「少年よ大志を抱け」/中国は中の下の途上国/「バランスの取れた日本観」という自己イメージ

第4章  日本ビジネスは強い?
日本企業の存在感が小さい!/中国企業の方が日本より魅力、仕事も熱心/日本人は営業をせず、準備をしない?/「おもてなし」の盲点/本社こそ問題/日本は「人」が弱い?/伝統文化ビジネス/「新興国はラッキーなだけ」vs「日本は努力不足」

第5章 途上国、グローバリゼーション、国力
途上国キャッチアップとは?/グローバリゼーションは「拒否」すればいいのか/インド人とレバノン人/中国はグローバリゼーションで伸びた/日本の怠慢、世界の努力/国の栄枯盛衰、ハードパワーとソフトパワー/グローバル時代に求められるもの

第6章  外から学ばなくなった日本
「日本がイチバン」/日本は、知をリスペクトする社会か/人間関係重視では、世界とたたかえない/「きょろきょろ」はもうやめる?/古今東西、外から学ぶ国が伸びる/日本が世界から学ばなくなった、四つの要因/日本は町のネズミ? 田舎のネズミ?/技術だけで日本経済が成功したわけではない/中韓への反感とグローバリゼーション

第7章 日本の常識と世界のギャップ
メディアの副作用/国際社会の「大人の常識」/一人では生きていけない/外交の敵は全能感と無力感/中韓もヨーロッパもみな懸命に努力/韓国の知的武装と日本のノーガード/日本社会も変わる

第8章  アウェーでの日本発信
近い国は相互理解が難しい/放置せず一歩ずつでも/韓国は歴史に弱い?/日本発信あれこれ/北朝鮮――韓国で聞いたホンネ

結び 「接戦の時代」と日本