平成批評

日本人はなぜ目覚めなかったのか

福田 和也

国家に向き合うことを放棄した日本人とその時代の本質に迫る!
昭和と比べ明確な変革がなかった平成。時代を生きた当事者として、我々はどれだけこの時代を把握しているだろうか。平成の本質を考え抜いた福田和也が、時代を喝破する。
[定価]
本体価格860円+税
[発売日]
2019年04月10日
[判型]
新書判
[ISBN]
978-4-04-082294-5

――平成時代の始まりに、最初に取り上げたテーマが、日本にとっての「近代」でした(本文より)

しかし、日本にとっての近代を終焉させるため、日本がしなければならなかった環境づくりは、平成が終わろうとする今に至るまで叶うことはなかった。

戦後から現在に至るまで、「思考停止」に陥った日本人は近代を超克することもないまま、かろうじて生き延びてきた。もっともそれは、現在の世界を形成し
ている近代的世界システムが終わりを迎えようとしているからに過ぎない。

では、私たち日本人は平成という時代をどのように生きてきたのだろうか。

透徹した眼差しで時代を喝破してきた稀代の評論家が、自身の活動とともに激動の31年間を振り返る。次代をより良く歩むために知っておくべき「平成」と
は何か。